コロナ禍のコンクールを振り返って

昨年はコロナ禍の中でのコンクール開催でした。 「コロナ感染が心配で会場に行けない」 「高齢の方と同居していて感染させたくない」 等の理由で、コンクール参加を決めかねていらっしゃる方々のためにオンライン審査での参加も可能となりました。AグループからFグループ、協奏曲部門の方まで予選 各日程数名ずつの参加でした。 私はオンライン審査の参加者全員の審査にあたりました。始めるにあたって指定した時間にきちんと審査が可能なのかの心配もありましたが、すでにオンラインでのレッスンを受けていらっしゃる方が多かったせいでしょうか、通信環境も整っていてスムーズに審査をすることができました。 その学年、そのタイミングでしかできない挑戦すべき事があると思います。コロナ禍の中、勇気をもって参加されましたことは、きっと将来に繋がって行くと信じています。

ヤングアーチスト協会専務理事

櫻井 美佐子

この感染症による厳しい状況によって様々なコンクールや演奏会が中止や延期を決定する中、当コンクールは通常通り開催して頂いた事を、当協会のご尽力とご配慮に心より感謝申しあげます。 予選では会場審査とオンライン審査の両方がありましたが、私は会場で演奏する事に意識を向けていた為、今回も会場審査を希望しました。 参加者は当日まで体調管理チェックシートへの記入を実施し、協会側は会場では万全な準備と対策を講じており、私たちは不安を感じさせる事なく演奏をする事ができました。 今回は最後の表彰式も中止となり致し方ない事ではありましたが、この状況が落ち着き、舞台での表彰式が行われる日が戻って来る事を願っております。

大谷内 映

昨年は、緊急事態宣言中のコロナ禍を、コンクールを目標にする事で乗り切る事が出来ました。 難しい状況の中でも、舞台で演奏が出来たことは、とても励みになりました。会場では、体温チェックや座席指定などの万全の対策に安心して臨めました。オンラインでの切れ目のないレッスンのお陰で、初めてファイナルに進出して奨励賞を受賞する事が出来ました。そして、ヤングアーチストピアノコンチェルトのソリストの大役を頂き、身に余る思いです。 今年も、新たな気持ちでコンクールに挑戦していきたいと思います。

市田 温子

コロナ禍で学校や音楽教室のレッスンがお休みになってそして音楽教室で選ばれたコンサートも中止になってとてもざんねんでした。そんな時に先生にオンラインレッスンをしてもらってコンクールに向けていっしょうけんめいがんばれたこと、かんせんたいさくをしてくれたおかげで舞台で演奏することが出来たこと、とてもうれしかったです。ファイナルで受賞することが出来て『受賞者コンサート』にも出演して奏楽堂で演奏出来たことは私にとってとてもすてきな思い出になりました。先生にもとてもかんしゃしています。コロナ禍でもあきらめず、がんばってよかったです。今年もどんな形になってもいっしょうけんめいがんばりたいと思います。

橋本 美海

昨年度はコロナ禍でオンラインレッスンとなり、対面レッスンがあまり出来ない中でしたが、自分の演奏をより良く、より深いものにしていきたいと思い、予選に向けて練習に励みました。昨年度は、ソロ・2台ピアノ・協奏曲部門の3部門に出させていただきました。舞台で演奏をできることの喜びや愉しさを、コロナ禍にも関わらず経験できたことが、とても有難かったです。感染対策のため、例年とはコンクールの進行に違いはありましたが、安全で、安心して自分の演奏に集中することができました。結果協奏曲部門では銀賞を、2台ピアノ部門では入賞を受賞することができ、その受賞が、今度のコンチェルトの2台ピアノのための協奏曲の出演に繋がりました。コロナ禍でも希望を失わずに努力できた昨年度の夏は私にとって大きな財産です。コンチェルトのソリストを務めるのはソロを含めると3回目となりますが、今回は2台ピアノということで、新たな挑戦が出来ることに今からわくわくしています。今後もどんな状況でも希望を持ち続け努力し続けていきたいです。

森川 なつみ

同じお教室の先輩がヤングアーティストピアノコンチェルトコンサートに出演されているのを観に行き、僕もいつか出たいと思っていました。昨年その資格がもらえる年齢になり、ヤングアーティストピアノコンクールで結果を出してソリストオーディションの資格を得たいとがんばりました。 コロナ禍で対面レッスンができない中すぐにオンラインレッスンをしていただき、コンクール予選に向けて頑張ることができました。予選はオンラインでも受けさせていただきましたが、オンラインレッスンもしていただいていたので、慌てずに受けることができました。 ソリストオーディションは緊張してしまい、結果が出るまでとても不安でしたが、出演が決まりとてもうれしかったです。11月のコンチェルトコンサートで演奏するの楽しみです。

横塚 晴太郎

ヤングアーチストピアノコンクールには、これまで何度も参加させて頂いています。私は一般大学に通っています。受験中でもピアノを中断したくないという思いがあり、勉強との両立をしながら自分のペースで練習を重ねてきました。昨年のコンクールは一年振りの舞台だった為とても不安でしたが、一年かけて創り上げた大好きな曲を是非演奏したいと思い、早割を使い申し込みさせて頂きました。無事にファイナルまで進み、受賞者によるコンサートでは旧東京音楽学校奏楽堂という歴史あるホールで演奏できるという貴重な経験をさせて頂きました。他のホールとは違った趣ある雰囲気と音の響きを感じられ、普段よりも楽しく演奏することが出来ました。このコロナ禍でも中止することなく素敵なホールとピアノで演奏する機会を与えて頂いたこと、とても有難く思います。これからも様々な曲に挑戦し、自分なりに楽しみたいです。

石山 みなみ

開催中も常に安全面に気を遣い見回りをされているスタッフの方や、換気や消毒を徹底されている姿、きちんと取り組まれているなぁと、気持ちよく参加させていただきました。

アンケートより抜粋

いろいろなコンクールが中止の中、安全面や感染対策を取りながら開催していただき、大変感謝しております。

アンケートより抜粋

まだコロナが終息しておらず、世界中が暗く悲しみも不安も多いですが、そんな中で一生懸命取り組んだピアノ、今自分ができることを頑張ろう!と息子と取り組んだピアノを、素敵な会場で披露させていただく機会を作ってくださり、本当にありがとうございました。

アンケートより抜粋

私は音楽専攻ではないですが、今回コンクールに出場したことでセミファイナル通過はできませんでしたが、他の方の演奏を聞いて刺激になり、これからもピアノを続けようという気持ちになりました。

アンケートより抜粋

42歳から、ゼロから学び始めた初心者なのですが、賞や、審査員の先生方から温かいコメントを頂戴し、大変励みになりました。更に精進を重ねたいと思っております。どうぞ明年も宜しくお願い申し上げます。

アンケートより抜粋

様々なコンクールがオンライン審査や中止になる中、ホールで開催していただけたことがとてもよかった

アンケートより抜粋