ヤングアーチストピアノコンクールコンサート
出演者の声(金銀銅受賞者コンサート)

 出演者の声 敬称略
 
大平 恵茉  2014年 金賞受賞者コンサート出演 コンクールに出場してみたい!と思い先生にご相談してお勧め頂いたのが、第20回ヤングアーチストピアノコンクールでした。
コンクールのために夏休みの行事やお出掛けを我慢し、家族旅行中も旅先でお借りしたピアノで練習を行うなど努力の日々でしたが、音楽が語りかけていることを感じて表現すること、また、1つ1つの音を綺麗に磨いて奏でる曲の美しさを学ぶことができました。
あれから2年が経過し、この夏から友衣先生にご指導頂くことになりましたが、今日は3歳からご指導頂きました理恵子先生が勧めて下さった曲、ロンドを友衣先生のご指導の元で演奏します。お二人の先生のご指導をしっかり吸収し、これからも更に素敵な演奏ができるよう練習に励みたいと思います。
今日も笑顔で楽しく演奏しますのでどうぞお聞きください。
 
篠崎 茉奈  2014年 金賞受賞者コンサート出演 本日受賞者記念コンサートで演奏できることを心から楽しみにしていました。
私は年長の時から毎年夏のヤングアーチストピアノコンクールに出場しています。
私にとって夏といえばピアノコンクール。そして、演奏した曲は宝物です。
一年にひとつずつ宝物が増えていく感じです。
コンクールでは毎回緊張の中で自分の力を最大限に出せるよう、張り詰めた空気の中
集中して挑んできました。私はその緊張感が大好きです。でも今日はコンサートです。
緊張感を持ちつつも、私が感じる風景や色や思いが、聴いて下さるお客様にどうか届きますよう、心をこめて楽しみながら精一杯演奏したいです。
今後もピアノを通して素敵な出会いや豊かな時間を得られるよう、素直な心で音楽と向き合っていきたいです。
いつもやさしく指導してくださる里佳先生、応援してくれる家族に感謝したいです。
 
戸辺 千絵子  2014年 金賞受賞者コンサート出演 本日は素晴らしいホールでのコンサートに出演させて頂き光栄です。
クラシックピアノを始めて3年目に初めて参加したコンクールがヤングアーチストピアノコンクールでした。
このような短期間でここまで指導して下さった橋場多恵子先生、背中を押してくれた同門の皆さん、夜遅くまで練習するわたしを支えてくれた母に感謝しています。
 
樋口 歌織  2014年 金賞受賞者コンサート出演 ヤングアーチスト記念コンサートに出ることができて、とても嬉しくおもっています。小さな頃からピアノを習って、コンクールに少しずつでるようになり、ヤングアーチストにも出ることができて、このような機会を頂くことができて嬉しいです。今は音楽高校に通っていて、音楽とのつながりや音楽の大切さなどを改めて感じています。
これからも音楽と向き合って頑張っていきたいとおもいます。
 
迫 香緒里  2014年 金賞受賞者コンサート出演 銅賞をいただいたのは、私が大学2年の時でした。
舞台で自分の音楽を表現できるようになりたいと思い、このコンクールを受けました。コンクールを通して得ることができた達成感や、自分なりに感じた演奏することの楽しさや喜びは、今でも鮮明に覚えており、演奏活動を続ける原動力となっています。そして、その原動力を得ることができたコンクールの受賞記念コンサートで演奏できることをとてもうれしく思います。心をこめて演奏したいと思います。
 
土田 みなみ  2014年 金賞受賞者コンサート出演 私は、今回初めてこのコンサートに出演させていただきます。
金銀銅 受賞記念コンサートということで、緊張しますが、素敵な演奏ができるように楽しんで弾きたいと思います。
 
佐久間 由光  2014年 金賞受賞者コンサート出演 私が初めてピアノ協奏曲を演奏したのは、中学2年生の時です。
オーケストラとの共演はおろかオーケストラの生演奏すらほとんど聴いたことのなかった私にとって、ピアノ協奏曲の演奏体験はとても新鮮なものでした。弦楽器の重厚な音、木管楽器の繊細な音、金管楽器の華やかな音。その全てを近くで感じながら、共に音楽を作り上げることができる時間はとても幸せな時間でした。
本日演奏するベートーヴェンのピアノコンチェルトは、以前から一度弾いてみたい!と思っていた憧れの曲です。この曲は、ベートヴェンのピアノ協奏曲の中で唯一短調の曲です。属七の和音で始まる第3楽章は、穏やかな中間部を経て最後は華やかに喜ばしく曲を閉じます。
伴奏をして下さる先生とのアンサンブルを楽しみつつ、聴いて下さる方々に、少しでも協奏曲のおもしろさ、アンサンブルの良さが伝わるよう頑張りたいと思います。
 
大谷内 映  2014年 金賞受賞者コンサート出演 ぼくは今年中学一年生になりました。からだもだいぶ大きくなり、以前大変だったオクターブも無理なくつかめるようになったので、何か目標になる曲、大曲にチャレンジしたいといろいろ考え、たどりついたのがショパンの「英雄」です。初めはゆっくり時間をかけて勉強しようと思っていましたが、気がつくと、その曲だけ集中して練習することが多くなっていました。今一番やりがいのある曲になっています。たくさんのピアニストの演奏も聴いたり、原版も見て研究しました。そんな中、今回このコンサートに出演する機会に恵まれて光栄です。ここ数年人前で演奏を重ねるたびに感じていることがあります。それは、たくさんの観客の前で演奏することの難しさ、楽しさ、毎回得る物があります。今日は、今自分なりの「演奏」を弾きたいと思います。そして皆さんに感動していただきたいです。
 
杉浦 実咲 2014年 金賞受賞者コンサート出演 今回、この受賞記念コンサートに出演することができ、大変嬉しく思っています。私は昨年、金賞という素晴らしい賞をいただきました。
それが励みになり、ここまで、またたくさん練習をして頑張ってくることができました。私がこのコンサートで弾く、ショパン バラード 第3番は、前から弾きたくて憧れていた曲です。この曲を、素敵な舞台で弾けることに感謝し、一つ一つの音に気持ちを込めて演奏したいと思います。そして、聴いて下さったお客様に、ショパンの魅力を感じてもらえるような演奏をしたいです。
 
坂本 真里奈 2014年 金賞受賞者コンサート出演 高校2年生の時、私は初めてこのコンクールに参加させて頂きました。審査員の方々のアドバイスなど、とても丁寧で分かりやすく、さらなる目標も見つけることができました。次こそは!と思い、高校3年生の時も参加させて頂きました。
このコンクールでは様々なことに改めて気づかされたことがたくさんありました。このような環境で音楽が学べ、演奏することができる幸せ、先生方、聴いてくださる方々への感謝の気持ち、色々なことが勉強になりました。これからはもっと日々精進し、感謝の気持ち、自分らしさを忘れずに、人の心を動かす演奏ができるよう、色々な事に挑戦し、頑張っていきたいと思います。
 
鈴木 舞衣  2014年 金賞受賞者コンサート出演 第22回ヤングアーチストピアノコンクールにて、銀賞をいただき、このコンサートに出演できますことを大変嬉しく思います。
今回演奏させていただく曲は、シューベルトの3つのピアノ曲D.946より、第2,3曲です。シューベルトを深く勉強し始めたのは今年の6月からでコンクールやコンサートに向けて、日々悩みながら練習を重ねてきました。私にとって思い入れの深い大切な曲です。曲の場面ごとの情景や色、感情など、私が感じているこの曲の魅力を伝えることができるように心から演奏したいと思います。
 
藤村 瑛亮 2014年 金賞受賞者コンサート出演 このような演奏会に出演させて頂き、光栄に思います。
今回演奏させていただくベートーヴェンのソナタは、第3楽章から成りたつソナタで各楽章に副題があり、1楽章「告別」、2楽章「不在」、3楽章「再会」と名付けられています。
各楽章の持つ性格を表現できたらと思います。
 
劉 沐雨 2014年 金賞受賞者コンサート出演 ヤングアーチスト協会がピアノコンクール15周年を迎えられ、本当におめでとうございます!このような素晴らしい記念コンサートに参加できたことを大変嬉しく思います。
本日はピアノ音楽史上の金字塔ともいえるショパンエチュードから2曲を演奏させていただきます。技術的だけでなく、音楽的にも高度な理解と表現力が求められる作品ですが、心を込めて演奏したいと思います。
 
石井 恵梨 2014年 金賞受賞者コンサート出演 この度、金銀銅 受賞記念コンサートに出演させて頂く事を大変嬉しく思っています。
このコンクールでは、毎回審査員の先生方が、私の欠点を鋭く指摘して頂き演奏力が向上していくのがとても嬉しいです。今回、私はとても嬉しかった事があります。それは、予選、セミファイナル、ファイナルとたまたま3回ともかぶった先生がいました。予選の講評では欠点が沢山書いてありました。しかし、セミファイナル、ファイナルと上がっていくごとに、欠点も少なくなり、ファイナルではお褒めの言葉を頂くまでになりました。この成長を今回のコンサートでみなさんに聴いてもらい私にとってみなさんにとっても思い出のコンサートにしたいです。
 
芝 菜々子 2014年 金賞受賞者コンサート出演 この度、受賞記念コンサートという栄えあるステージに立たせていただき大変嬉しくおもっています。
音楽を学ぶ中で私は色々なことを知りました。努力することの大切さはもちろんですが、弾くこと・聴くこと・考えること、そのすべてが人の心を動かすステキな演奏につながるということです。私はただ弾くだけではなく作曲者がその曲に込めた想いを感じながら演奏できる人になりたいです。そしてその演奏が聴いている人の心に響くような演奏になるよう日々精進していきたいです。今日の演奏が少しでもそうなることを願います。
 
伊藤 朱香 2014年 金賞受賞者コンサート出演 私は中学3年生のときに初めてヤングアーチストピアノコンクールに参加させていただきました。自由曲で参加できることは私にとって大きな魅力でした。それは“私自身が弾きたいと思う曲”を“私自身が表現したいと思うイメージ”で弾いたときに、審査員の先生方をはじめ、客席の皆さんがどう感じて下さるのか?ということを審査員の先生直筆の講評という形でいただけるからです。「はっ」と思うことばかりで、そこには正直まだまだ足りない自分がいます。そして講評を何度も読み返しながら、前向きな気持ちで練習を頑張ることができました。
今回、ヤングアーチストピアノコンクール発足20周年を記念した「金銀銅 受賞記念コンサート」開催のご案内をいただき、東京オペラシティリサイタルホールというすばらしいホールで演奏できることに感謝いたしております。心を込めて演奏したいと思います。
 
石井 祐子 2014年 金賞受賞者コンサート出演 今回、金銀銅 受賞記念コンサートに出演させていただくことに感謝します。私は4才からピアノを習っていて、今も一般の大学に通いながら続けています。サークル活動を通じて演奏会に参加したり、ピアノのおかげで交流の輪を広げたりすることもできました。途中、嫌になって投げ出そうとしたことも何回かありましたが、やっぱり好きだからピアノとの関係を断つことはこれからもできないと思います。今日は楽しみながら、私にしかできない演奏をお届けすることができたらいいな、と思います。どちらも小さい時から大好きな曲なので、丁寧な演奏を心がけたいです。
 
丹後 七海 2014年 金賞受賞者コンサート出演 小さい頃、私にとってのコンクールは可愛いドレスを着て、大きな賞状を頂ける喜びに満ちたものでした。いつの頃からか人前でライトを浴びて、静まり返った会場でピアノを弾くことに緊張と震えを覚え、ピアノを弾くという意味を考えるようになりました。
そんなとき大切なことに気付かせて頂いたのはコンクールで先生方からの講評やアドバイスでした。楽譜どおりに音を間違えずに弾くだけでは音楽にならないということ、自分の中で感じた想いを表現しメッセージが届くように演奏することの大切さを学びました。そして高校生のとき、大好きなラフマニノフの曲でヤングアーチストピアノコンクールで金賞をいただいたときに、初めて自分らしい演奏が出来たと感じました。人を感動させる演奏はなかなか難しいですが、心が伝わる演奏が出来るようになりたいと思います。
 
<ピアノデュオ>
青木 真実/青木 礼実 
2014年 金賞受賞者コンサート出演 私達は、小学校5年生の時からデュオを組んで活動している双子の姉妹です。
小さなときから家にピアノがあったため、いつも2人でピアノを使って遊んでいました。
私達にとってピアノは遊びでしたが、発表会で連弾をした時、音楽にあまり触れたことのないお客様にも、とても楽しかったわと声をかけて頂きました。それをきっかけに私達は常に聴いて下さっている方に音楽を楽しんで頂くということを大切にしています。素敵な音楽をお届けできるよう、精一杯心を込めて演奏させて頂きます。どうぞお楽しみ下さい。
 
<ピアノデュオ>
上大迫 恭子/森元 千明 
2014年 金賞受賞者コンサート出演 ラヴェルの母親がスペイン人という事もあり、このスペイン狂詩曲はスペイン民謡にとても影響を受けています。このスペイン狂詩曲はスペイン民謡にとても影響を受けています。全4曲から成っており、どの曲も特徴のある面白いリズムが使われています。ラヴェルは元々管弦楽曲としてこの曲を作曲しましたが、自ら2台ピアノ、連弾と編曲をしています。
2台ピアノでは2人で1つの作品を作りあげる事は、1人で弾く時の何倍もエネルギーが必要であり、お互いが同じ方向性を持ち、相手の音へ耳をかたむけ息を合わせて演奏する、これが難しさであり、デュオの醍醐味だと思います。
本日は2台ピアノでしか味わうことのできない迫力のある演奏をお聴き下さい。
 
櫻井 美奈 2004年 2009年 金賞受賞者コンサート出演 ヤングアーチストピアノコンクールには幼少期より出演させて頂き、節目節目ですばらしい賞を受賞することができました。
コンクールに出演し様々なホールで演奏させて頂いた事は私の音楽人生で本当に大切な経験です。
また過去2回開催された金賞受賞者によるコンサートにも出演させて頂きました。
その際出演者の方と音楽についてお話したり、リハーサルなどを拝見し、皆さんの演奏への真摯な姿勢や強い情熱を感じ取ることが出来、大変勉強になりました。
来年の11月にまたコンサートを開催される事を知り、今からとても楽しみです。前回はいっぱいいっぱいで一生懸命弾いた…というイメージだったので、今回は楽しんで演奏できたらと思います。
 
清水 利恵 2009年 金賞受賞者コンサート出演 小学校へ入学して間もなく、ヤングアーチストピアノコンクールへの出場を勧められ、軽い気持ちで出場を決めました。遊びたい気持ちを我慢しての数カ月でしたが、金賞という結果に大変驚きました。
その後、連続飛び級で出場し2度金賞を受賞。ピアノコンチェルトへのお誘いを頂き(当時10歳)オーケストラとの共演という貴重な経験をさせて頂きました。音大入学を機に上京、大学在学中にもヤングアーチストピアノコンクールに挑戦し、自分のスキルアップに繋げました。各出場者へ審査員の先生方から頂く講評は、新しい課題を見つける良いチャンスとなり大変参考となりました。
その後も金賞受賞コンサートやコンチェルト出場へのお誘いを頂き、多くの経験をさせて頂きました事を感謝しております。
ピアノを通じて多くの方に喜んで頂けるよう日々精進しつつ現在もピアニストとしての活動を続けております。
 
末廣 菜々枝 2009年 金賞受賞者コンサート出演 「これはモーツァルトではない!」初めて参加したヤングアーチストピアノコンクールでモーツァルトのソナタを弾いて、ある大学教授からいただいた講評の中の一文です。
小学三年生の私は、この時初めて作曲家ごとに風景があること、時代背景、人物、楽譜から読み取らなければならないことを知りました。
それ以来、当コンクールをはじめ様々なコンクールに参加してきましたが、こんなにも講評用紙にびっしりと書いてくださるコンクールはありません。練習の目安とし、時には全く新しい観点からの意見にどれだけ助けられたことでしょう。
幼いころの講評用紙を読み直すと、今はレッスン室の空気の凍る怖い先生から優しいお言葉を頂いていたり、古いアルバムを見るように、その時弾いた曲が頭の中に広がって懐かしい気分になります。ほぼ隔年ごとに今まで参加してきて、銀賞を一度、金賞を二度受賞しましたが、素晴らしいご褒美を頂きました。
それはオーケストラと、ソリストとして協演させていただけるというもの。小学生の時はハイドンを、中学生の時はモーツァルトを協演しました。他の楽器奏者と接点がなかった私には、オケの団員さんとのおしゃべりがとても楽しいものでした。指揮者の先生は、こういう風に弾きたいと物語を作っていって説明するという稚拙なものであったにも関わらず、意向を汲んでくださいました。年明け週末ごとのリハとゲネプロを経て、本番当日。普段一人でステージに上がるのは全く緊張しないのですが、Aのチューニングで、心臓が口から飛び出すかと思ったほどです。けれどもタクトが上がった瞬間からは、最後まで夢のように楽しく演奏できました。また、金賞受賞者記念コンサートでは、東京文化会館に出演させていただきました。
これからも沢山練習をして楽しく参加させていただきたいと思います。